名大ウォッチ

新聞社で長く科学報道に携わってきたジャーナリストが、学内を歩きながら、
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カテゴリ:大学の在り方 の記事一覧

2017年03月10日

トランプ旋風と大学

 やはり、百聞は一見に如かず。温暖化を認めないなど科学に否定的な姿勢が伝えられているトランプ政権だが、米国の科学者たちの危機感がどれほどか、2月半ばにボストンで開かれた米科学振興協会(AAAS)の年次大会に参加し、ひしひしと感じることになった。急遽設定された緊急シンポジウムのテーマはずばり、「トランプ時代に科学とその健全性を守る」。会場は立ち見が出て、それでも入りきれない人たちが廊下にあふれた。翌日には、科学者たちが大会会場近くの広場で「科学のために立ち上がろう」「科学を守れ...

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著者

辻 篤子(つじ あつこ)

1976年東京大学教養学部教養学科科学史科学哲学分科卒業。79年朝日新聞社入社、科学部、アエラ発行室、アメリカ総局などで科学を中心とした報道に携わり、2004〜13年、論説委員として科学技術や医療分野の社説を担当。11〜12年には書評委員も務めた。2016年10月から名古屋大学国際機構特任教授。

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