名大ウォッチ

新聞社で長く科学報道に携わってきたジャーナリストが、学内を歩きながら、
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カテゴリ:未知への挑戦 の記事一覧

 3月半ばに東京・上野の日本学士院で「ニホニウム命名記念式典」があり、理化学研究所が世界で初めて合成した原子番号113の新元素を「ニホニウム」と命名することが公式に宣言された。メンデレーエフが1869年に発表して以来、欧米勢が埋めてきた周期表に、初めてアジア生まれの元素が載ることになる。歴史的といっていい出来事である。その記念式典に参列して、さまざまなことを考えさせられた。 まず思ったのは、もし合成がもう少し早ければ、日本人によってニホニウムの命名が宣言されたはず、ということ...

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著者

辻 篤子(つじ あつこ)

1976年東京大学教養学部教養学科科学史科学哲学分科卒業。79年朝日新聞社入社、科学部、アエラ発行室、アメリカ総局などで科学を中心とした報道に携わり、2004〜13年、論説委員として科学技術や医療分野の社説を担当。11〜12年には書評委員も務めた。2016年10月から名古屋大学国際機構特任教授。

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