2017年03月21日
タダモノではない、減災館
思わず、聞き返した。「えっ、月命日ごとに法要、ですか?」 東日本大震災からちょうど6年に当たる3月11日の土曜日午後、名大東山キャンパスにある減災館でのギャラリートークでのことだ。この日のテーマは「愛知の歴史が語る人と震災」、講師は関東大震災など歴史的な地震の研究でも知られる地震学者の武村雅之教授だった。 どの地震の法要かといえば、今から120年以上も前、1891(明治24)年10月28日に起きた濃尾地震だ。地震の規模はマグニチュード8.0、内陸の地...