2019年03月22日
岩瀬文庫が語る人文学の力
「こんな本があった!」と題された展示が西尾市岩瀬文庫の企画展として開かれている。副題は「岩瀬文庫平成悉皆(しっかい)調査中間報告展16」である。漢字ばかりで一瞬戸惑うが、それを読み解いた説明によると、「平成12年度から継続している岩瀬文庫の全資料調査の過程で出逢った珍しい本や新たな発見などをいち早く紹介する、年度末恒例展示の第16弾」である。 岩瀬文庫は明治時代の地元の実業家、岩瀬弥助が集めた江戸時代を中心とする古書の図書館として、全国でも知る人ぞ知る存在だ。その8万冊に及...